色を甘く見てはいけない!

いきなりですが、色には心理効果があります。

例えば、下の画像を見比べて下さい。

青い背景の画像は違和感がありませんか?。
食べ物に寒色系(青系統)を使うと食欲減退がおきやすく、青色に見えるメガネをかけるダイエットまであるほどです。

余談ですが、色に対する固定観念や感覚は、世界で共通する部分と国によって違う部分があったりします。
例えば、日本のケーキは白が多く、他の色はせいぜいチョコレート色かピンク程度でしょうか。
米国では、青や原色の派手なケーキも売ってますので、日本ほど「青=食欲減退」という単純な図式ではないようです。
この感覚の違いの理由ははっきりしていませんが、文化的な違いとともに、人種による目のメラニン色素の違いが影響しているとも言われています。

色のイメージ

では、色ごとにどんなイメージがあるかというと、下表の通り。

 色のイメージ例

 赤   インパクト、高揚、活力
 青   誠実、冷静、英知
 白   清潔、中立、始まり
 グレー  上品、穏やか、控えめ
 緑   新鮮、健康、静けさ
 紫  革新、創造、癒やし
 黒  重厚、高級、不安

色のイメージを利用した例として、米国のトランプ大統領は「赤いネクタイ」を多用しています。 米国では、政治家には専用の色彩コーディネーターが付くということですので、これは狙った戦略と言えるでしょう。

「トランプ大統領と言えば赤いネクタイ」という印象付けとともに、赤の心理効果として「情熱、エネルギー、リーダーシップ」という部分があり、イメージ戦略として利用しているということになります。
日本でも、女性議員はイメージカラーを作って印象付けしている場合が多いです。小池百合子知事は「緑」、蓮舫議員は「白」ですね。
ただ、男性議員はどうなんですかね。留学経験のある小泉進次郎議員などは意識してそうですが、画像検索すると「青」ネクタイが多いですかね。 比較的年齢が若いということで、「落ち着き」「冷静」などの心理効果を狙ったイメージ戦略があるのかもしれません。

色とビジネス

色の心理効果はビジネスにも応用されます。
企業ホームページの配色やロゴに、誠実の「青」が多いのも頷けますね。
また、ファーストフードは飲食店なので暖色系が多くなりますが、特に赤が多いです。
これは、赤の「高揚」により店舗に長居せず回転率を上げられる効果を狙ったとも言われています。
逆に、カフェには緑が多く、これは落ち着いて過ごせる心理効果となります。

色には、組み合わせによる心理効果もあります。
例えば、赤青黄という原色を組み合わせると、子供向けという印象を与えます。
おもちゃや教材のホームページに原色が多いのは、こういった理由があります。

また、政治家同様にビジネスでも「色による印象付け」は効果があります。
例えば、携帯会社。ドコモは「赤」、auは「オレンジ」、ソフトバンクは「白」。
ホームページも店舗も各種資料もイメージカラーを使っています。色を統一することで、より強く印象付けできることになります。
これにより、他社と差別化できるとともに認知度向上にも大きく貢献します。

ところで、 大手三社は明確ですが、ワイモバイルと楽天モバイルはどうなんでしょうか。
私が知らないだけかもしれませんが、イメージカラーが明確ではないです。
赤なのかもしれませんが、これでは先行のドコモと被ってしまい、埋没するリスクが高いかと。
このあたり、どうなんでしょうか?。カラーコンサルティングやブランディングのプロを雇っていないなんて事があるのかな。

■追記
調べました。楽天モバイルのイメージカラーは「マゼンタ」でした。勝負色ですね~。
「マゼンタ」は一般的には「ピンク」と思われるでしょうし、「ピンク」は代表的な女性色です。
差別化という意味ではインパクトありますが、男性客にはマイナス要因となる可能性がありそうです。
そこまで影響しないというリサーチ結果などがあったかもしれませんし、あるいは中途半端では勝てないと考えて、男性客をある程度諦めて女性を重視したという戦略かもしれません。

ワイモバイルは「赤」ですね。
ドコモと重なろうが、Yahooと同じ「赤」とすることでYahooのブランド力を利用しようという事でしょうか。楽天とは正反対の戦略なのが面白いです。

色とホームページ

ホームページ制作時にコーポレートカラーがあるかお聞きしますが、「色はお任せします」と言われることがあり、その場合は色を決めるのが結構大変だったりします。
業種・サービス内容や会社の特徴、顧客の傾向などによる色の選定、競合との類似性を避けたり「インパクを出したい」「落ち着いた表現で」などの要望も反映しなければと、悩んだりすることも。
だから、 「青がコーポレートカラーです」と決まっていると、正直有り難かったりします(笑)。

ここでは省きましたが、「色」にはその他にも「色相」「明度」「彩度」などの区別があり、その組み合わせも意味があります。
「色」は、単なる物理的な色彩ではなく、人の認識に大きな影響を与えるモノです。
色々と脱線しましたが、「色」を軽視してはいけないというお話でした。

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